ごあいさつ
Love the life you live. Live the life you love.
日本語ではなかなか表現できないであろう
ボブ・マーリーの名言
この言葉に 心震わせたこと 忘れられません
私はたまたま
障害を抱えた子どもの親になりました
そして、それを悲しんだり
自分を責めたりした時期もありました
でも 息子に出会えたことは
とても幸運なことだということ
今は はっきりと言えます
「君が生きるその人生を愛して、
君が愛せる人生を生きるんだよ」
ちょっとカッコよすぎるけれど、
母としての気持ちそのものです
私の人生も そうでありたい
そう思わせてくれる子どもたちのために
私たちらしく進んでいきます
NPO法人こころのまま
理事長 沼田 潤
これまでとこれから
当法人の母体は、特別支援学校などに通う様々な障害を抱えた子どものお母さんのコミュニティである「障害者のしごとを考える母の会」です。
子どもの身近な支援者である私たちは、研修の受講や資格取得などのスキルアップをしながら、誰もが気軽に関わることができ、子どもたちのことを地域の方に知ってもらい身近に感じていただける、絵画や音楽などのイベント、ワークショップや子どもたちのお仕事体験などを実施し、子どもたちの将来の「しごと」「やりがい」「自分らしく過ごせる場所」づくりに取り組んできました。
そうした中で、これまでの活動や事業を行政や関連団体との連携を深めながら充実させ継続的に推進していくためには、公的な組織で法人格を取得することが最適であると考え、法人化に至りました。
当法人は、障害児者やその家族及び地域の方々に対して、
- 障害児者の役割づくり・仕事づくり・居場所づくり
- 障害に関する情報の発信・ネットワークづくり
- 障害児者の生活の質の向上や働く環境の整備
の事業を実施することで、障害児者の生活の質の向上や働く環境の整備に寄与してまいります。
【 団体設立 】
2017年6月 | 任意団体「障害者のしごとを考える母の会」設立 |
2020年1月 | 任意団体「こころのまま」設立 |
2023年1月 | 「特定非営利活動法人こころのまま」設立 |
【 前年度までの実施事業 】
2017 年度 | 『心のままアート展2017』を開催 静岡県立沼津特別支援学校の作品を主とした作品展の開催、協賛者募集(企業とつながる活動)をスタートする。 |
2018 年度 | 『心のままアート展2018』を開催 沼津市民間支援まちづくりファンド採択事業として、母たちのスキルアップ支援と並行して作品展を開催。展示の基礎や額装などを学ぶ。 『移動販売車「ぼくの色号」でのお仕事体験』をスタート 「*色員(いろいん)さん 」の呼び名が生まれる。 |
2019 年度 | 『心のままアート展2019』を開催 沼津市民間支援まちづくりファンド継続事業として、作品展・スキルアップ事業(デザイン講習やジョブコーチ研修)を実施する。 |
2020 年度 | 『心のままアート展2020』を開催 沼津市民間支援まちづくりファンド継続事業として、オンライン作品展(コロナ禍開催)を実施する。 『心のままアートプロジェクト2020』の実施 静岡県文化プログラム採択事業として、コロナ禍でのコミュニティ構築手段を研究する「オンライン参加実験」を実施する。 |
2021 年度 | 『心のままアート展2021』を開催 沼津市民間支援まちづくりファンド継続事業の集大成として、作品展・スキルアップ事業を実施する。 『心のままアートプロジェクト2021』の実施 アーツカウンシルしずおか支援事業として、障害のある子どもたちと地域の人など 多様な仲間と工事現場の壁にスプラッシュアートを制作。 サテライト会場では重度の障害がある子どもたちとオンラインでつながり、合同制作をする。 『心のままアートプロジェクト ドキュメントBOOK』発行 |
2022 年度 | 『心のままアート展2022』を開催 『心のままアートプロジェクト2022』の実施 アーツカウンシルしずおか支援事業として、障害を抱える人の表現活動を通じ、仕事づくり(障害者と企業をつなぐ)・環境づくり(継続の場をつくる)・仲間づくり(サポートする人を育てる)に取り組む。 |
2023 年度 | 『心のままアートプロジェクト2023』の実施 アーツカウンシルしずおか支援事業(継続)として、障害児者と支援者との関係の構築や地域との繋がり、家族や支援者間のネットワークづくりや社会参加の促進などを進める。 『障害者就労支援の保護者理解促進と全国ネットワーク構築』事業の実施 日本財団助成事業として、障害者雇用等に関する情報共有や講演会の開催、先駆事業の現地視察、全国に点在する親の会とのつながりや就労に関しての研究を進める。 |
『ぼくの色」と
『色員(いろいん)さん』
『ぼくの色』は、子どもたちが絵や造形を楽しんでいる 風景からイメージした言葉で、障害を抱えている子どもたちひとりひとりの個性や作品を表しています。
それぞれ違った色を持つ彼らを私たちは『色員(いろいん)さん』と呼んでいます。